葬儀準備とは何をすることか
葬儀準備とは、亡くなった後に家族が迷わないように、
- どの形式で行うか
- どのくらいの規模にするか
- どの程度の費用を想定するか
- 誰に連絡してほしいか
をあらかじめ整理しておくことです。
「死を考える」ためではなく、
家族の負担を減らすための準備です。
葬儀形式の種類
一般葬
一般葬とは、身内だけでなく、職場の関係者や友人・知人など、
故人とかかわりのあった方を多数招いて行う形式の葬儀を指します。
- 親族・友人・会社関係者が参列する従来型
- 費用は比較的高め
家族葬
家族葬とは、親しい方を中心に故人をお見送りするお葬式の総称です。
家族のみでなく、親しい友人も含め少人数で行うお葬式も含みます。
- 親族中心の小規模葬儀で最近主流になりつつある形式
- 参列者を限定できる
一日葬
一日葬とは、通夜を行わず、告別式・火葬・収骨を1日で執り行う葬儀形式です。
負担軽減や低コストを特徴とし、高齢の参列者や忙しい現代のライフスタイルに合致した形として増えています。
- 通夜なし
- 告別式のみ実施
直葬(火葬式)
読経供養などの宗教儀式は行わず、火葬だけを執り行い葬る方式です。
親戚や知人の弔問を受けることなく、しめやかに家族だけで弔う、シンプルな葬送スタイルです。
- 通夜・告別式を行わず火葬のみ
- 最も費用を抑えられる
葬儀費用の相場
全国平均の目安(地域差あり):
- 一般葬:150万〜200万円
- 家族葬:80万〜150万円
- 一日葬:60万〜120万円
- 直葬:20万〜50万円
重要なのは「総額」です。以下についてそれぞれ何を選択するかで、費用が変動します。:
- 飲食接待費
- 返礼品
- お布施
- 火葬料
- 追加オプション
プラン価格だけで判断しないことが重要です。
事前相談で確認すべきこと(生前にできること)
- 総額見積もりを行い、事前相談で概算見積もりを取る
- 追加費用の条件を確認する
- 火葬場費用込みかを確認する
- 搬送費の扱いを確認する
- キャンセル規定を確認する
可能な限り複数社比較た上で、希望する葬儀形式を決めておくと
残された家族に安心を提供できます。
家族と話しておくべきこと
- 葬儀会社をどこにするかの希望
- 参列範囲
- 宗教形式
- 遺影の写真の選定
- 音楽の希望
- 香典辞退の有無
葬儀は「家族が決める」ものですが、
意思表示があるだけで家族の迷いは低減します。
葬儀準備と他の終活の関係
葬儀費用は“その日だけの支出”ではありません。
遺品整理、相続手続き、墓の維持や墓じまいまで含めると、
数百万円単位の出費になることもあります。
葬儀単体で準備内容や費用を捉えるのではなく、
「亡くなった後に家族が向き合う現実」全体で準備することが重要です。

