――「とりあえず放置」が一番危ない理由
親の家を相続して、
まだ決めていないから、とりあえず空き家にしておこう
この判断をする人はとても多いです。
でも実は、空き家になる「前」こそが、最も重要なタイミングです。
空き家になってからでは
- 選択肢が減り
- 費用が増え
- 家族間の意見もまとまりにくくなります。
この記事では、空き家になる前に必ず確認しておきたいことをチェックリスト形式で整理します。
なぜ「空き家になる前」が重要なのか
理由はシンプルです。
- 人が住んでいるうちなら分かること
- 親本人にしか答えられないこと
が、このタイミングでしか確認できないからです。
▶︎▶︎ 空き家になってから気づいても、手遅れになることが少なくありません。
【チェックリスト①】権利関係・名義の確認
□ 不動産の名義は誰か
- 親単独名義か
- 夫婦共有か
- すでに亡くなった配偶者の名義が残っていないか
▶︎▶︎ 名義が複雑だと、売る・貸す判断が一気に難しくなります。
□ 土地と建物の名義は一致しているか
- 土地:父
- 建物:母
このようなケースも珍しくありません。
▶︎▶︎ 後から整理しようとすると、相続人全員の同意が必要になります。
【チェックリスト②】建物の状態・使えるかどうか
□ 築年数と建築基準
- 旧耐震か(1981年以前)
- 建築確認・検査済証はあるか
▶︎▶︎ 売却・賃貸時に大きな影響があります。
□ 目に見えない劣化がないか
- 雨漏り
- シロアリ
- 配管の老朽化
▶︎▶︎ 住んでいる今だからこそ、異変に気づけます。
【チェックリスト③】お金がどれくらいかかるか
□ 毎年かかる固定費を把握しているか
- 固定資産税
- 火災保険
- 管理費(マンションの場合)
▶︎▶︎ 「使っていなくてもお金は出ていく」現実を把握すること。
□ 修繕・片付け費用を見積もっているか
- 残置物処分
- 解体が必要になる可能性
- 売却前の最低限リフォーム
▶︎▶︎ 想像以上に数十万〜数百万円かかることも。
【チェックリスト④】家の中のモノ・思い出の整理
□ 親は何を残したいと思っているか
- 写真
- アルバム
- 仏壇・位牌
- 形見分けしたいもの
▶︎▶︎ 亡くなった後だと、判断に迷うものばかりです。
□ 処分してもいいものは何か
- 使っていない家具
- 書類
- 衣類
▶︎▶︎ 生前に聞けると、遺族の負担が激減します。
【チェックリスト⑤】将来どうしたいかの「方向性」
□ 親の希望を聞いているか
- 住み続けたい
- 売ってもいい
- 誰かに使ってほしい
▶︎▶︎ 法的効力よりも、気持ちの共有が大切です。
□ 相続人全員の考えをすり合わせているか
- 住みたい人がいる
- 現金化したい人がいる
- 関わりたくない人がいる
▶︎▶︎空き家問題の多くは、感情のズレから始まります。
「まだ大丈夫」が一番危ない
空き家になる前は、
- 親が元気
- 生活感がある
- 相談しやすい
でもこの状態は、永遠には続きません。
▶︎▶︎ 決断ではなく、準備だけでも始めることが大切です。
まとめ|空き家対策は「生前準備」が9割
- 名義と権利関係を確認
- 建物の状態とお金を把握
- モノと気持ちを整理
- 方向性だけでも共有する
これだけで、
相続後の負担と後悔は大きく減らせます。

