実家じまいの大掃除 段取り・注意点・業者選び・地域別費用相場【2026年版】

実家じまい

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親が施設へ入居して、実家が空き家になった。
相続が始まった。
実家じまいでは「家を売る」「相続手続き」の前に多くの人が苦労するのが、実家の片付け・大掃除です。
長年住んだ家には想像以上の荷物があり、「何を捨てていいのかわからない」「思い出の品で手が止まる」「業者選びが不安」という声も少なくありません。

この記事では、実家じまいで失敗しないための大掃除の進め方から、業者選びのポイント、地域別の費用相場まで詳しく解説します。

実家の大掃除を始める前に知っておきたい3つの原則

① 捨てる前に「重要書類」を確保する

まず最優先で探すべきものがあります。

必ず保管するもの

  • 権利証・登記識別情報
  • 固定資産税納税通知書
  • 通帳・キャッシュカード
  • 印鑑・実印
  • 年金関係書類
  • 保険証券
  • 株式・投資信託の資料
  • 借入金関係書類
  • 遺言書
  • エンディングノート
  • 写真・アルバム
  • パスポート
  • マイナンバー関係

これらは後から必要になることが非常に多いため、最初に段ボール1箱へまとめて保管しましょう。

② 家族全員で「残す基準」を決める

揉める原因の多くは、「勝手に捨てられた」というケースです。
家族の想いや思い出が詰まった品、換金性の高い品などについては、必ず家族で相談してから処分しましょう。例えば以下の様な品があげられます。

  • 仏壇
  • 位牌
  • アルバム
  • 着物
  • 趣味のコレクション
  • 宝飾品

③ いきなり片付け業者を呼ばない

最初から業者へ依頼すると、残したかったものまで処分されてしまう可能性もあります。
まずは家族だけで、残したい品をリストアップし、それらを取り出してから業者へ依頼する方が安心です。

大掃除の段取り

STEP1 貴重品を回収する

前述の”① 捨てる前に「重要書類」を確保する”の通り、最初に「必ず保管するもの」を探し出します。

  • 通帳
  • 現金
  • 印鑑
  • 権利証
  • 保険証券

押し入れ、仏壇、金庫、本棚、タンスの引き出しは重点的に確認しましょう

STEP2 思い出の品を仕分け

次に、”② 家族全員で「残す基準」を決める”の通り、思い出の品を整理し、仕分けします。

  • 写真
  • アルバム
  • 手紙
  • 賞状
  • 子どもの作品

家族LINEなどで写真を共有すると判断が早くなります。

STEP3 使える物を譲る・売る

まだ使えるものでリサイクルできそうなものを検討します。

  • リサイクルショップ
  • フリマアプリ
  • 買取業者
  • 知人への譲渡

大型家具は処分する以外に買い取りというケースもあります。

STEP4 自治体で処分できるものを出す

自治体の粗大ごみを利用すると費用を抑えられます。

家電リサイクル法の対象なので自治体では回収できませんので注意してください。
(冷蔵庫、洗濯機、エアコン、テレビなどが該当します)

STEP5 最後に業者へ依頼

ここまでである程度整理できた後で、片付け業者に以下を中心に依頼すると費用を大きく減らせます。

  • 大型家具
  • 大量の不用品
  • 家丸ごとの片付け

大掃除で注意したいポイント

⬛︎感情的になりすぎない
写真を見始めると1日が終わります。
「思い出を見る日」と「片付ける日」は分けるのがおすすめです。

⬛︎一人で抱え込まない
一軒家では数十年分の荷物があります。
休日だけで片付けようとすると数か月〜半年かかることも珍しくありません。

⬛︎空き家の防犯対策
片付け中は窓を開けっぱなしにしがちです。
現金や貴重品を持ち帰る日は、防犯にも注意しましょう。

⬛︎売却予定なら壊さない
壁紙や設備を無理にはがす必要はありません。
リフォーム予定がある場合でも、不動産会社へ相談してから進めた方が結果的に高く売れることがあります。

業者へ依頼するメリット

業者へ依頼すると、分別・搬出・運搬・処分・簡易清掃まで一括で対応してもらえます。

特に、遠方に住んでいる、仕事で時間がない、一軒家丸ごとというケースでは費用以上のメリットがあるとも考えられます。

廃品回収・片付け業者の選び方

実家じまいでは、不用品回収や遺品整理を名乗る事業者とのトラブルも少なくありません。見積もり後の高額請求や無許可営業などの相談が継続的に寄せられているため、慎重に選びましょう。

① 必ず3社以上から見積もりを取る

価格差は2〜3倍になることもあります。

② 現地見積もりをしてもらう

電話だけの見積もりは危険です。追加料金が発生しやすくなりますので、現地見積もりを依頼しましょう。

③ 見積書が詳細に記載されている

見積もり書は、以下の明細が書かれているかどうか確認しましょう。良心的な事業者は明細が記載された見積書を出してくれます。

  • 人件費
  • 処分費
  • 車両費
  • オプション

④ 一般廃棄物処理業者との連携がある

家庭ごみの処分は自治体の許可が必要です。
「回収から処分までどのような流れになるか」を確認しましょう。

⑤ 保険加入

搬出中に、床や壁、階段を傷付けた場合の補償になります。

⑥ 口コミを見る

Googleレビューなどのレビュー記事だけではなく、実際の作業写真、実績地元での営業年数も確認しましょう。

このような業者は注意しましょう

次のような業者には注意が必要です。

  • 電話でしか見積もりしない
  • 見積書を出さない
  • 当日になって追加料金を請求する
  • 契約を急がせる

費用相場

間取り荷物が少ない標準荷物が多い
1LDK8~15万円15~25万円25~40万円
2LDK15~25万円25~40万円40~60万円
3LDK20~35万円35~55万円55~80万円
4LDK30~45万円45~70万円70~100万円

東京都・大阪府などの都市部では人件費や処分費の影響で、地方より1~2割高くなる傾向があります。実家じまいでは「家一軒丸ごとの片付け」を依頼するケースが多く、ここでは2LDK〜3LDK程度の実家を想定した目安をまとめます。

都市部は人件費や廃棄物処理費用が高いため、関東・関西はやや高めになる傾向があります。荷物量や一戸建てかマンションか、庭・物置の有無などによって費用は大きく変動します。

不用品回収だけ依頼する場合

荷物量ごとの目安は次のとおりです。

積載量サービス料金の目安
軽トラック(約2~3㎥)1~3万円
1.5トントラック4~7万円
2トントラック6~12万円
2トンロング・箱車10~18万円

複数台になる場合や階段作業、家電リサイクル対象品、特殊作業がある場合は追加費用が発生することがあります。
作業員、搬出、積込み、運搬、処分費まで含まれた料金目安です。

費用を安く済ませたい場合は、以下を注意しましょう。

  • 自治体で処分できるものは先に出す
  • 売れるものは買い取りに回す
  • 家族で事前に仕分けする
  • 繁忙期(3〜4月、年末)を避ける
  • 必ず相見積もりを取る

これだけでも総額を数万円〜十数万円抑えられるケースがあります。

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まとめ

実家じまいの大掃除は、「片付け」ではなく家族の財産や思い出を整理する大切な作業です。

成功のポイントは次の5つです。

  1. 最初に重要書類と貴重品を確保する
  2. 家族で「残す・捨てる」の基準を決める
  3. 売れるもの・譲れるものを先に整理する
  4. 自治体の回収を活用して費用を抑える
  5. 業者は3社以上を比較し、現地見積もり・明細・許可や保険の有無を確認する

焦って一気に片付けようとすると、必要な書類や思い出の品まで失ってしまうことがあります。時間に余裕を持って計画を立て、必要に応じて信頼できる専門業者の力も借りながら進めることが、後悔しない実家じまいへの近道です。

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