筆者について
ペンネーム よっちゃん。54歳、神奈川在住の会社員。6年前に母を亡くし、南房総で一人暮らしをする90歳間近の父を気遣う毎日。介護生活で起きるあれこれを書きます。毎週月曜日更新予定。
始まりは突然
ブルブルブル・・・・ブルブルブル・・・
枕元でブルブル震えるスマホの着信バイブで目が覚めた。
朝の4時半。
「はい・・・・」
「ALSOKです。ご実家のお父様が・・・・」
この後の会話は気が動転して、よく覚えていない。
ただ、自治体が提供してくれている見守りサービスの機能で、父がトイレ付近で倒れた可能性が検知され、サービス員の方が実家の前まで来て様子を見てくれているというようなことだった。あらかじめ預けてあった実家の鍵を使って宅内に入って良いか確認されたような気がする。
「お、お、お願いしますっ!」
情けないくらいに慌ててしまい、ろくに会話できず、ただ、ただ、状況を電話越しに見守る私。
「◯◯さんっ!◯△□◯△□・・・・(何か言っているが聞き取れなかった)」
父はトイレで倒れていた。いつの間にか自治体の職員の方も到着していて、救急車を手配し、かかりつけの総合病院に配送してくれた。
とにかく、自治体の職員さんとALSOKの人の見事な連携であれよあれという間に手配が進み、一方の私は、何の役にも立てずただ茫然と電話越しに様子を聞いているのみだった。
そして、とにかく急いで現地に向かうことに。
私は神奈川の奥の方に住んでいるため、千葉の南房総まではまあまあ時間がかかる。
到着する頃には検査が終わっていた。命に別状なく、軽度の脳梗塞とのことで、すでに父本人の意識も戻っていた。
とりあえずしばらく入院。
ほっとしたのも束の間、退院後どうするのかという問題が。
90歳手前で、脳梗塞の影響で多少不自由が残る可能性がある父の一人暮らしを継続して良いものか。
病院や自治体の方々からは、暗に在宅介護、施設などの選択肢の検討をお進めされた。(ような気がした)
選択肢といっても大したバリエーションはなくて、だいたいこんな感じ。
・身内の誰かが実家に同居して介護する
・身内の誰かの自宅に同居してもらい介護する
・介護付き施設に入居する
・実家で父の一人暮らしを継続する
治療方針はスムーズに決まり、リハビリ期間を含めた入院期間は2、3ヶ月程度。
入院している間に、退院後にどうするかを決めなければならない。
時間の余裕がなさすぎるっ!
普段からこの日に備えた情報収集しておくべきでした。(特に施設関係)
普段から父親本人とこういう場合にどうして欲しいか話しておくべきでした。
こういうことになった場合、自分たちはどんな対応ができるのかを家族や兄弟と話しておくべきでした。
(つづく)

