今回のお悩み
54歳女性 会社員です。仕事と家庭の悩みです。
これまでずっと会社員として仕事を続けてきました。しかし特にやりがいを感じているわけでもなく、できることなら50歳で仕事を辞めたいと40歳の頃から思っていました。
50歳になる手前で夫に相談したところ、「我が家は浪費家だから働けるだけ働いてほしい。子供がいないんだから働くのは当然」と言われました。
夫も会社員です。 「浪費」が原因で仕事を辞められないのであれば、「浪費」しなければ良いと思い、私自身は無駄な買い物で浪費しないようにしたり、外食を控えたりすることで、夫に家計の負担をかけないよう心がけてきました。
しかし、そんな私の行動に気づいているのかいないのか、夫自身は、欲しいものは迷わず購入し、毎週末銀座に出かけては外食や買い物しています。
辞めたいと思いながらする仕事は当然ながら大きな成果が出るわけもなく、決められたことを淡々とこなしているだけです。当然ながら自分に対する会社の評価は決して高いものではありません。
そんな状態ですが、夫に家計の負担をかけないためにも、仕事は続けざるを得ない状況です。
苦しいです。最近では、この結婚はなんだったのだろうと思うようになりました。
相談がまとまっていなくてすいません。自分でも何をどう整理したら良いのかわからなくなっています。
ただ、誰か助けてほしい。それだけです。
回答
ご相談ありがとうございます。
まず最初にお伝えしたいことがあります。
あなたは今、「仕事がつらい」のでも、「夫への不満」だけでもない状態なのだと思います。
長い間、自分の気持ちを後回しにしてきた結果、
「私は何のために頑張っているのだろう」
という気持ちが積み重なっているように感じました。
相談文を読んでいて、私が強く感じたのは「疲労感」です。
仕事の疲れだけではありません。
理解されないことへの疲れ。
我慢し続けることへの疲れ。
そして、自分の人生を自分で決められない感覚への疲れです。
本当に辞めたいのは仕事でしょうか
相談文の中で気になった言葉があります。
「できることなら50歳で仕事を辞めたいと思っていました」という部分です。
おそらくあなたは何年も前から、
「50歳になったら少し肩の力を抜いて生きたい」
と考えていたのではないでしょうか。
ところが実際には、夫から
「働けるだけ働いてほしい」と言われ、
その希望はそこで止まってしまいました。
ここで大切なのは、あなたが仕事を続けている理由が
「働きたいから」ではなく「辞めてはいけないと思っているから」という点です。
同じ「働く」のでも、この違いはとても大きいのです。
夫婦の問題はお金ではないかもしれません
相談文を読む限り、夫婦でお金に対する価値観が違うことも苦しさの一因になっているようです。
ただ私は、問題の本質は家計簿の数字ではないように感じます。
あなたが苦しいのは、
夫が買い物をするからではなく、あなたの気持ちが尊重されていないと感じるからではないでしょうか。
本当は「仕事を辞めたい」という相談をしたかった。
でも返ってきたのは、「働いてほしい」という結論だった。
そしてその後も、家計について夫婦で改めて話し合われた様子はありません。
だから今、あなたの中で
「私は我慢しているのに」という気持ちが大きくなっているのだと思います。
54歳は人生を見直す年齢でもあります
50代前半は、多くの人が人生の棚卸しを始める時期です。
仕事。
夫婦関係。
老後資金。
親の介護。
自分の健康。
さまざまな現実が見えてきます。
そして、「このままの人生でいいのだろうか」と考え始める人も少なくありません。
あなたが
「この結婚はなんだったのだろう」
と考えるようになったことも、決して特別なことではありません。
むしろ、それだけ真剣に人生と向き合っている証拠だと思います。
今は「辞める・辞めない」の前に整理を
今の状態で、
仕事を辞めるべきか。
結婚を続けるべきか。
という結論を急ぐ必要はありません。
まず整理した方がよいのは、あなた自身が本当に望んでいることについてです。
例えば、
- 本当に仕事を辞めたいのか
- 仕事量を減らしたいのか
- パートや短時間勤務にしたいのか
- 夫にもっと家計を見直してほしいのか
- 自分の気持ちを理解してほしいのか
これらは似ているようで違います。
今は様々な感情が絡み合っていて、「何が一番苦しいのか」が見えなくなっている状態かもしれません。
私が気になったこと
相談文の最後に、
「誰か助けてほしい。それだけです」
と書かれていました。
この言葉に胸が締め付けられました。
なぜなら、あなたはずっと一人で頑張ってきたように感じるからです。
仕事も続けた。
節約もした。
夫にも配慮した。
でも、
あなた自身を支えてくれる人がいなかった。
だから今は、正解を探すよりも、
信頼できる友人や専門家、あるいは夫婦問題を相談できる第三者に話を聞いてもらうことをおすすめします。
一人で抱え続けるには重すぎる悩みだからです。
心の相談室編集人からのメッセージ
54歳は、まだ人生の終盤ではありません。
むしろ「これからをどう生きるか」を考え直せる年齢です。
あなたはこれまで家族のために十分頑張ってきました。
だからこれからは、「夫がどう思うか」ではなく、
「私はどう生きたいのか」を少しずつ取り戻していってください。
相談文を読んでいて感じたのは、あなたが弱い人だということではありません。
むしろ、長い間頑張り過ぎてきた強い人なのだと思います。
今必要なのは、もっと頑張ることではなく、自分の本音に耳を傾ける時間かもしれません。
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